転がる岩、君に朝が降る
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの曲で「転がる岩、君に朝が降る」というのがあります。
僕がアジカンの曲で一番好きな曲の中の一つです。
僕が好きな曲というのは、悩んで悩んでぐるぐるしているときに、支えてくれたのが多いです。
この曲は、夢をあきらめて就職活動をして、なんかよくわからないけど内定をもらってこれでいいのかなって思っているときに初めて聞きました。
ライブで新曲として披露され、1番の歌詞をきいてすぐにはまりました。
就職活動は、いままでの自分の人生に、志望する会社のテイストに合せて無理やり意味づけをして説明する作業だと思ってました。作業と割り切りながらも、自分の身近な居心地がいい環境としかつながってこなかった自分からすると、自分と社会を繋げることがこんなにも難しく、努力でどうもどうにもならないものもあるということを思い知らされました。そういうときに「自分は何がしたいのか」という当たり前の問でずっと行き詰ってました。結局これは就職活動が終わるまで解決しないままでした。
そこらへんのうだうだした感情を歌詞にしてくれていたのがこの歌でした。
出来れば世界を僕は塗り替えたい。戦争をなくすような大逸れた話じゃない。だけどちょっとそれもあるような。
俳優や映画スターにはなれない、それどころか、君の前でも上手に笑えない。そんな僕に術はないよな。
嗚呼
ライジングサンロックフェスのオオトリを務めたとき、この曲をアンコールで歌ってくれたときは、本当に感動しました。
とてもいい曲です。